Unity2021LTSが来たので、プロジェクト作成時間を計測してみた

2022年4月12日(火)にUnity2021LTS版がリリースされました。

unity3d.com 

主な追加点は以下の動画でまとめられていますので、一度視聴することをオススメします。

www.youtube.com

この他にも数多くのバグが修正されているようです。

この中で特に気になったのがApple Silicon正式対応になったことです。

RosettaIntel版のUnityを動かすことができましたが、特定のアーキテクチャのプログラムコードを持つバイナリを、別のアーキテクチャに適宜変換がパフォーマンスに影響を及ぼすので(Wikiから)、それがなくなったことで比較をしたいと思います。

検証内容

WindowsMacを使った、プロジェクト新規立ち上げの速度比較

環境構成(スペック)

Windows

項目 スペック
CPU Ryzen 3900x
メモリ DDR4-3200 64GB
グラフィックボード Nvidia GeForce 2700 Super
SSD PCI Express 4.0 1GB


Mac(MacBookPro2021 14inch)

項目 スペック
CPU M1Max
メモリ LPDDR5-6400 64GB
GPUコア数 32
SSD 2GB



スペックはざっくりになります。UnityのバージョンはMacWindows共に2021.3.0LTSを使用。Unity-Hubも両方3.1.1に固定し、各環境に合ったUnityを使用しています。プロジェクト作成ボタンを押して、立ち上がった時間を測定します(単位は秒)

結果

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Macの方が約1.6倍ほど早い結果に。プロジェクトの立ち上げはそこまでやらないと思いますが、体感できる結果です。 2021は2020に比べてビルドの速度様々なパフォーマンス改善が見られるので、M1ユーザーは歓喜ですね。 Macは外に使用しているので、これを機にUnityでの開発をWindowsMac間でやってみようと思います。